マットレスの処分方法|種類によっても異なる捨て方を一挙に解説

種類によって異なるマットレスの処分方法

マットレスはその種類やサイズによって、処分方法や処分費用が異なることが多いです。

種類に関してはコイルかノンコイルか、サイズに関してはシングルからキングまであるため、「どのタイプの何サイズなのか」によって分別・処分方法や料金が変わります。

自治体によってはコイル入りのマットレスは回収していない場合もあるので注意が必要です。

エアベッドやウォーターベッドの場合は、中身を空にすれば可燃・不燃ごみとして捨てられる自治体もあります。

マットレスは種類やサイズによって適切な処分方法を選択することが大切です。

マットレスの処分方法

ここでは、マットレスの処分方法を3つ紹介します。

マットレスを捨てるつもりの人はぜひ参考にしてください。

自治体で処分する

最も一般的な処分方法は自治体に粗大ごみとして出すことです。

サイズが大きいマットレスは、基本的にどの自治体でも粗大ごみに分類されます。

処分手順は以下の通りです。

  1. 電話またはインターネットで申し込みをする。
  2. コンビニやスーパーで有料粗大ごみ処理券を購入。
  3. 処理券をマットレスに貼り付け、収集日当日に指定された場所に出す。

処理券の料金は自治体によって異なります。

東京23区にある自治体のマットレス処分料金の例は以下の通りです。

中央区

  • ベッドマット:800円
  • マットレス:200円

世田谷区

  • マットレス(スプリングなし):400円
  • ベッドマット(スプリングあり):1,200円

江戸川区

  • ベッドマット:1,200円
  • マットレス(スプリング、コイルなし):400円
  • マットレス(スプリング、コイル入り):1,200円

東京23区であれば、どの自治体でも200円~1,200円程度でマットレスを処分できるでしょう。

また、手間はかかりますが、指定されたごみ処理場に自分で持っていくという方法もあります。

この方法であれば粗大ごみとして回収してもらうよりも処分料金が安くなる場合が多いです。

自分で分解して処分する

マットレスはのこぎりなどを使って細かく分解して普通ごみとして処分する方法もあります。

ただし、マットレス内部には吸い込むと危険なカビが繁殖してる可能性があります。解体をする場合は必ずマスクをして部屋を換気しましょう。

解体には手間もかかるので、基本的にはあまりおすすめしません。

買い替えの際に販売店で引き取ってもらう

マットレスを買い換える場合は、新しいマットレスを買う販売店に引き取ってもらうのがおすすめです。

大手家具店・寝具店の対応・条件は以下の通りです。

ニトリ

買った商品と同数量または同容量の家具を引き取ってもらえます。

引き取ってもらう家具はニトリ製品以外でも大丈夫です。

引き取り料金は購入した商品の配送1回につき4,400円(税込)になります。

IKEA

新しいマットレスの購入時に、購入商品と同種・同サイズかつ同数のマットレスを無料で回収してもらえます。

ただし、以下のものは引き取りができないので注意しましょう。

  • ベッドフレーム・デイベッドフレーム
  • ウォーターベッドマットレス
  • 著しく汚損しているもの

また、引き取りサービスは一部の地域のみ対応しています。対応しているかどうかは購入する店舗に聞いて確かめましょう。

無印良品

新しいマットレスの購入時に、購入商品と同種かつ同数のマットレスを回収してもらえます。

引き取り料金は個数×3000円(税込)です。

ただし、組み立て式の場合は事前に解体していないと引き取ってもらえないので注意してください。

上記以外のお店に引き取りを依頼する際は、事前にホームページで引き取りの条件を調べておきましょう。

不用品回収業者を利用する

マットレス以外にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

不用品回収業者は自宅まで来て回収から処分まですべて行ってくれるので、大量の不用品を処分する場合でも手間がかかりません。

また、早朝や深夜にも対応しているので、平日の昼間に仕事で忙しい人でも依頼できます。

処分料金は選ぶ業者や不用品の量によって大きく変わります。

ただし、不用品の量が少ない場合は他の処分方法比べて割高になることが多いです。
引越しや大掃除などで大量の不用品が出た時に、マットレスも一緒に回収してもらうのが良いでしょう。

不用品回収業者の料金をできるだけ抑えたい場合は、複数の業者に見積りをお願いしてください。

3~5社の業者に見積りお願いすることで回収料金を比較できるので、一番安い業者も選べますよ。

新品やブランドマットレスでないと買取・売却は難しい?

以下のような特徴を持つ中古のマットレスは基本的に買取・売却は難しいです。

  • 汚れや傷が目立つもの
  • 長く使用して劣化したもの
  • タバコなどの臭いが染みついてしまったもの

ただし、新品同様のものや高級寝具ブランドのマットレスは売却できる可能性はあります

リサイクルショップでの実際の売却例は以下の通りです。

商品名ブランドサイズ状態売却金額
セミダブルマットレスシモンズ120×195×22cm目立った傷や汚れなし15,000円
シングルマットレス無印良品97×195×19cm目立った傷や汚れなし1,500円
マットレス デュアルP HG シルキーニトリ97×196×30cm目立った傷や汚れなし4,000円
参考:おいくら?(https://oikura.jp/)