炊飯器を処分する際の扱いは自治体で異なる
炊飯器を自治体で処分する場合、ごみの分別は自治体によって異なります。
それでは実際に炊飯器がどのような分別になるのかを見ていきましょう。
不燃ごみ(燃えないごみ)
最大辺が30cm未満の小さな炊飯器であれば、不燃ごみとして処分できる自治体が多いです。
不燃ごみは指定ごみ袋に入れて処分します。
ただし、自治体によってはサイズに関わらず粗大ごみになる可能性もあります。
不安な人は、捨てる前に自分の住んでいる自治体のホームページを確認してみましょう。
ちなみに、東京都北区では最大辺が30cm未満の炊飯器は不燃ごみになります。
粗大ごみ
最大辺が30cm以上の大きな炊飯器は粗大ごみになります。
粗大ごみの処分手順は以下の通りです。
- 電話やインターネットで粗大ごみ受付センターに申込みをする。
- コンビニやスーパーで粗大ごみ処理券を購入する。
- 処理券を炊飯器に貼り付け、指定された日時に所定の時間に出す。
ちなみに、東京都中央区・江戸川区・荒川区はサイズに関わらず、炊飯器は粗大ごみになります。処分料金は中央区・荒川区が400円、江戸川区が200円です。
小型家電リサイクル
小型家電は小型家電リサイクル法に基づき、無料で回収している自治体もあります。
小型家電リサイクル法とは、使用済み小型家電の再資源化を目的に作られた法律です。
小型家電は区役所などに設置されている回収ボックスに入れて処分します。
設置されている場所は自治体によって異なるので、捨てる際は事前に自分の住んでいる自治体のホームページを確認しましょう。
ちなみに、東京都杉並区では、炊飯器を小型家電として回収してもらえます。ただし、最大辺が30cmを超えるものは粗大ごみになるので注意しましょう。
その他の炊飯器の処分方法
ここでは、自治体で処分する以外の炊飯器の処分方法を4つ紹介します。
買い替えの際は販売店で引き取ってもらう
炊飯器を買い換える場合は、購入する販売店に引き取ってもらう方法が便利です。
大手家電量販店の対応は以下の通りです。
上記に紹介した以外の家電量販店を利用する際は、購入する前に引き取りの有無について問い合わせておきましょう。
「炊飯器を先に購入した場合は引き取りできない」といったお店も多いので、注意してください。
リサイクルショップで買取してもらう
なるべく早く処分したい場合は、リサイクルショップで買取してもらう方法がおすすめです。
リサイクルショップであれば、店舗に持ち込みをしたその日のうちに処分できます。
買取料金は決して高くないですが、少しでもお金に換えられるのがリサイクルショップのメリットです。
実際の買取例は以下の通りです。
- アイリスオーヤマの炊飯器:4,000円
- 日立のIHジャー炊飯器:8,000円
- 象印の圧力IH炊飯ジャー:9,800円
参考サイト:おいくら?(https://oikura.jp/)
店舗に持っていく方法以外にも、自宅まで回収しに来てくれる出張買取や都合の良い時間に商品を送れる宅配買取を利用する方法もあります。
どちらも店舗に持っていくのが面倒な方におすすめです。ただし、買取金額は持ち込みよりも安くなる傾向があります。
フリマアプリなどに出品する
炊飯器をできるだけ高値で売りたい場合は、フリマアプリに出品するのがおすすめです。
フリマアプリは自分で好きな値段を設定できるので、リサイクルショップよりも高く売れます。
フリマアプリ「メルカリ」での実際に売れた例は以下の通りです。
商品名 | ブランド | 状態 | 売却価格 |
---|---|---|---|
IHジャー炊飯器 | アイリスオーヤマ | やや傷や汚れあり | 9,400円 |
IHジャー炊飯器 | Panasonic | やや傷や汚れあり | 5,800円 |
炊飯電子ジャー | 象印 | やや傷や汚れあり | 2,590円 |
ただし、フリマアプリは商品の写真を撮ったり、商品説明欄を書いたりする必要があります。
このような作業はフリマアプリを一回も使用したことがない人には面倒に感じるかもしれません。
「面倒なことはできるだけやりたくない」という人は他の処分方法を検討しましょう。
不用品回収業者に依頼する
炊飯器以外にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者は自宅まで回収しに来てくれるので、大量の不用品を処分する場合でも手間がかかりません。
さらに、最短即日で回収してくれるので、引越しなどで処分までの余裕がないときでも便利です。
処分費用は不用品の量や業者によって大きく変わります。
ただし、処分する不用品の量が少ない場合は他の処分方法に比べて割高になってしまう可能性が高いので、大量に処分する不用品がある場合にのみ不用品回収業者を利用してください。
また、依頼する際は複数の業者に見積りをお願いしましょう。
3~5社の業者に見積りを依頼することで、サービスや金額を比較することができ、自分に一番合った業者を選べます。